AIでお客様の価値創出に貢献

IoTやAIなど最新技術を追求し、グループ力も結集して
お客様の新たな取り組みに必要なイノベーションを提供。

増永 正樹の写真

インフラ事業部 インフラビジネス部 企画課 課長
(現 戦略企画統括部 イノベーション推進室 室長)
増永 正樹

村田 雅彦の写真

システム事業部 第3システム部 AI課
(現 戦略企画統括部 イノベーション推進室)
村田 雅彦

設立当初から積極的に新技術に取り組み、
AI関連にも10年以上前から着手

More

FITECは1987年、古河電気工業(古河電工)様の情報システム部門から分社独立した企業です。基幹業務はもちろん、ものづくりにも深く関わっていたことが、設立時からの大きな特長の一つ。製造業務の効率化や、品質・生産性の向上といったものづくりの現場のニーズに応えるため、システム開発の新技術をはじめ、より良いものづくりに応用できる可能性がある幅広い分野の新技術にも、積極的に取り組んできました。「その一環として、AI*や機械学習にも10年以上前からアプローチし、実際のシステムに応用してきました」と、AI関連システムの開発リーダーを多く務めてきた村田雅彦は話します。
2017年10月、古河電工はIoTやAIなどの最新IT技術を活用して、競争力のあるものづくりの実現を目指すため富士通と業務提携を行い、FITECは古河電工グループと富士通グループの両グループの一員になりましたが、さらに近年、AIやIoTなど新しいデジタル技術の利活用スピードや領域が加速・拡大してきました。「先行技術部門だけではなくFITEC全体として、新しい技術や手法をお客様のために活かせるようになる必要があります」と、2020年度にイノベーション推進室が誕生した経緯を紹介するのは、室長として同部署を統括する増永正樹です。

* AI
Artificial Intelligence(人工知能)。この分野では「人間の知能そのものをもつ機械を作る」と「人間が知能を使ってすることを機械にさせる」という2つの立場があり、人工知能学会の見解では、現在の多くの研究は後者の立場で進められているとされる。

ものづくりの課題解決に貢献する、
技術とノウハウを数多く蓄積

More

新技術を応用したシステム開発の中で、FITECらしさを発揮している一つの例として、長年培ってきた画像処理技術とAI技術を融合してお客様に提供した、金属製品のキズ検知や不純物計量を行うシステムがあります。金属表面の電子顕微鏡画像を機械学習させることにより、熟練技術者の目視に頼っていた作業を自動化し、24時間の連続稼働を可能に。加えて、能力や経験の差といった属人化のリスクも解消し、評価の標準化と精度の向上を実現。このシステムによって、品質評価に必要な作業時間を大幅に短縮して、生産効率の向上に貢献することができました。
このように、ものづくりに取り組むお客様に寄り添って課題解決に貢献する、数多くの技術とノウハウを蓄積していることが、FITECの強みです。「イノベーション推進室では、そこにAI、IoT、新しいインフラ技術など、さまざまな新しい要素技術やシステム、手法を組み合わせることで、FITECがお客様にこれまでにない価値を提供できるようにしていきたいと考えています」(増永)。

お客様の多様な業務を見据えて、
音声処理や数値予測などへの取り組みも推進

More

実際に納入したシステム以外でも、画像認識、音声処理、自然言語処理、数値予測などにAIを応用し、研究開発や製造、オフィス業務など、お客様のさまざまな業務への応用を視野に入れた取り組みを進めています。
たとえば、FITEC本社で試験運用している「バーチャルアシスタントによる無人受付システム」は、その一例です。人検知機能が来客を認識すると、受付に設置したディスプレイにバーチャルアシスタントが登場し、自然言語による会話で来社目的をヒアリング。訪問先を把握すると、該当者に内線電話をかけて来客の取り次ぎなどを行います。さらに、顔認識機能により、来社履歴のある方が再来社された場合は前回訪問者を訪問先候補として提示し、来社手続きの簡略化も実現しています。こうした人検知機能や顔認識機能は製造現場において作業者を認識し、作業の記録や安全・事故防止のなどに応用できる技術でもあります。
このほか、「リアルタイム検出」への対応も進めています。これは、検出ターゲットを機械学習することで、カメラのリアルタイム映像からターゲットを自動検出し、人の判断を支援するものです。また、故障予測や生産予測などへの応用を想定し、観測・実績データから将来数値を予測するシステムなどにも取り組んでいます。

グループ力を最大限に活かしたイノベーションで、
お客様の新たな価値創出をサポート

More

FITECでは全社としてイノベーションを推進し、お客様に貢献するソリューションを提供することに努めています。「この取り組みを進めるうえで、強みを最大限に発揮できると考えているのは、やはり現場です」と、村田は言います。そこで、積極的に現場へ足を運び、お客様が「こんなことができたらいいな」と考えられていることや業務の新しい進め方、課題などをヒアリング。リアルな声から、イノベーションの糸口を見つけ出す活動を進めています。
「ソリューション提供に際しては、FITEC自身の力だけでなく、古河電工グループ、富士通グループの各社とも積極的に協力し、それぞれの強みを活かしてプロデュースするような形で、お客様の元に価値あるイノベーションを一緒に創っていきたいと考えています」(増永)。
100年に一度の大変革期を迎え、モビリティサービスへの転換を図っている自動車産業も、新たに携わりたいと考えている分野の一つです。FITECは常に、グループの総合力を最大限に活かして、各種新技術への取り組みを推進し、お客様の価値創出と成功に貢献することをめざしています。

増永 正樹、村田 雅彦の写真

(右)インフラ事業部 インフラビジネス部 企画課 課長
(現 戦略企画統括部 イノベーション推進室 室長)
増永 正樹

(左)システム事業部 第3システム部 AI課
(現 戦略企画統括部 イノベーション推進室)
村田 雅彦

※当記事のインタビューは、取材当時の情報です。所属、内容について変更がある場合があります。