Thema 3 社内での印象的なエピソードは?
苦しかった思い出の先には、いつも成長の喜びがあった。
これまでも、きっとこれからも。
船元
- 司会がへこんでたら座談会にならへんで(笑)。そろそろ次の話題に移ったら?
糸魚川
- そうですね。じゃあ、入社してからの印象的なエピソードとかどうでしょう?
橋本
- それは、嬉しかったエピソードってこと?苦しかったことなら、いくらでも思い出せるんだけど・・・(一同笑)
糸魚川
- 苦しかったことでもいいんで、お願いします。
橋本
- うーん、あまり思い出したくないけど(笑)。以前に加わっていたプロジェクトが、海外のお客さん相手の案件で、日本人同士でも言いたいことが伝わらないのに、海外の人だともっと伝わらない。どうしたら僕の話を理解してくれるんだろうと、延々と悩みながら仕事をしていたなぁ・・・
雪丸
- 結局、それはどうやって解決したんですか?
橋本
- それが、結局、最後まで答えは出ないんだよね。いろいろ試行錯誤して、何とかうまくいっても、後から振り返っても何が功を奏したのかまったく分からない。
船元
- 解決になってないやん(笑)
橋本
- そうかもしれないね。呉さんは僕とは逆に、海外から日本に来ているわけだけど、同じような悩みってない?
呉
- 私は入社以前に、日本の大学で6年間過ごして、学校の生活だけでなく、アルバイトもしていたので、日本の文化にも慣れたところで会社に入りましたから、特に日本のやり方にギャップは感じませんでしたね。
橋本
- そうか。それは羨ましい。
呉
- 今のところ日本人としか仕事をしたことがありませんから、むしろ、これから自分の特性を活かして海外の方とも仕事をしてみたいと思っています。私からすれば、橋本さんのようにグローバルな活躍をされている方が羨ましいです。
橋本
- 活躍と言われてしまった(笑)
糸魚川
- でも、そうやって前向きに捉えた方がいいんじゃないですか?
橋本
- そうだね。確かに、試行錯誤しながらでも、何とか会話しているうちにお客さんのことが分かるようになってきて、いつの間にかプロジェクト内で「お客さんのことで分からないことがあれば、とりあえず橋本に聞け」って頼られるようになっていた。そのときは、やっててよかったな、と心の底から思えたね。
船元
- 辛かったことを、言い出したらきりがないで。3年目のレベルやと、やることはすべてが新しいんで、何かしらの挫折があるもんやし。辛いとは思うけど、それを乗り越えた瞬間に、多少なりとも自分の成長を感じるもんやないかな。
橋本
- いいこと言うねぇ。で、船元君はどんな挫折を経験したの?
船元
- まずね、エクセルとか使ったことなくて・・・
橋本
- そこからかよ!(一同笑)
船元
- いや、ほんとそこから(笑)。エクセルで資料を作成することもあるんやけど、それが全然わからなくて、最初のうちは調べながらやらんとあかんのやけど、調べ方すらわからん、ほんと、どうしようと思ってた。みんなはそういう挫折ってなかった?あるやろ?
呉
- 確かに、入社したての頃は、わからないことばかりでした。でも、そこであきらめずに少しずつ積み重ねていけば、今のようにプロジェクトにも参加でき、ある程度貢献できるようにもなりました。
橋本
- その成果もあって、次のプロジェクトでも即戦力として期待されているもんね。
呉
- ありがとうございます。船元さんの言われるように、新人はみんな厳しいところから始まりますが、そこであきらめずにやれば、絶対に希望が見えてきます。
雪丸
- すごい前向きですねぇ。僕も見習いたいです。
糸魚川
- そういう雪丸君はどう?
雪丸
- 僕は、まだ業務面では辛い思いはしてないけど、言葉使いを改善したいですね。
糸魚川
- どういうこと?
雪丸
- たとえば、先輩から「この仕事は一人でできる?」とか聞かれたとき、「多分」とか、あいまいな言葉使いをしてしまって、「多分はないから、できるかできないかどっちか」と言われたことがありました。クセになってしまっているので、そこは直したほうがいいかな、と。
船元
- で、直せそうなん?
雪丸
- ・・・多分(一同爆笑)
糸魚川
- お互い頑張ろうね。
船元
- やっぱり、挫折を乗り越えないと成長がないってことやね。糸魚川君は挫折したことは?心が折れっぱなしとか?
糸魚川
- 毎日心で泣いていますね(笑)担当している資料を作って、お客さんに見せては修正する、を繰り返しているんですが、ずっとでき上がらなくて。
船元
- 配属からまだ3カ月くらいでそれだけの仕事を任されてるんだから、いいんじゃないの?今はひたすら頑張ればいいんじゃない。
糸魚川
- いや、自分が頑張っているかどうかもよく分からないんで(笑)
船元
- それはまだ、頑張りが足りないってこと(一同笑)